自彊術のメカニズム
- 日本では治病を目的とした医療体術は自彊術のみであり、これを運動療法といいます。
- ①自彊術は下図のように、31の動作があり、各人の身体状況に応じ、その身体可動の極限まで動かす全身運動です。
- ②これに要する時間は熟練すれば1回15分です。
- ③動作は、はずみをつけて、その反動を利用しているので、一見はげしいように見えるが実際はそれ程エネルギーを消費しません。従って病弱者にもできます。(1回15分間:37.2Kcal。1分間:2.4Kcal。)
- ④機械器具を用いず、たたみ一畳の空間があればどこでもできます。
- ⑤独特の呼吸法と号令を用います。