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自彊術の概要自彊術の概要

自彊術の本態

自彊術の本態写真

自彊術は療法の天才といわれた中井氏の治療術から工夫されたものであるから単なる健康体操ではなく、“万病克服の治療体術”であると伝えられている。

その淵源は、中国3000年昔の「按蹻導引術(アンキョウドウインジュツ)」の流れを汲むものである。

「按蹻」とは現在の按摩・マッサージ、指圧、カイロプラクティック、整体術などを綜合した手技療法と考えてよく、「導引」とは、呼吸法を兼ねた健康体操と思えばよい。現在中国では「気功」と総称している。

自彊術の由来

自彊術の本態写真

大変難しい漢字なので武術と間違えられるが、この名は2600年前の中国古典『易経』の一節「天行健君子以自彊不息」からとっている。

“天の運行はすこやかである。人間は健康を保つためには、毎日自ら勉めて休んではいけない”という意味である。十文字大元氏が命名した。

自彊術の歴史

自彊術の本態写真

自彊術は大正5年(1916)、中井房五郎氏によって創案された日本最初の健康体操と治療術である。当時の実業家十文字大元氏によって日本全国に宣伝普及され、実施人口300万と云われる程隆盛をきわめた。

しかし、十文字大元亡き後、氏に並ぶ大指導者が現れなかったこと、戦後急速に進歩した欧米医学・医療等に幻惑されて世人が古めかしい健康体操などを見向きもしなくなったこと、現代医学理論をもってこの体操の優秀合理性を解明する者がいなかったことなどから、この優れた体操は廃れてしまった。

昭和40年(1965)、久家恒衛氏(93歳で1975年没)より自彊術を伝授され、自他の難病の数々を治療した東京大学医学部病理学講師・教育学部保健体育科講師であった近藤芳朗医学博士の医学的解明と同幸世夫人の正確な技術伝習によって再び世の視聴を集め、自彊術の復活をみた。

昭和49年(1974)、十文字大元氏の令孫、小野田元氏を会長として自彊術普及会が設立された。

昭和62年(1987)9月、文部省体育局より「社団法人 自彊術普及会」の設立が許可され、正統自彊術の普及活動は一層活発になった。

平成3年(1991)、近藤芳朗が第2代会長となる。

平成11年(1999)11月、第2代会長近藤芳朗(享年83歳)の死去により、近藤幸世が第3代会長に選任される。

平成14年(2002)9月、新本部道場が完成する。

平成23年(2011)4月内閣府より認定を受けて、「公益社団法人 自彊術普及会」となる。

現在、賛助会員数50,161名、内、正会員611名、初伝資格者約30,759名、中伝資格者約5,210名 奥伝資格者241名、準師範35名、師範6名、教室数約4,000、海外にも教室は2ヵ所ある。(2011年9月1日現在)